舞い降りる剣 ~ ガンダムSEEDがスーパーロボットになった日

HDリマスタープロジェクトにより、現在BS11でリマスター版が放送中の「機動戦士ガンダムSEED」。

先日放送された、PHASE-35「舞い降りる剣」を改めて観たが、この回はガンダムSEEDがリアルロボット路線からスーパーロボット路線に変更になった分岐点なのだと、改めて感じた。

この回より登場した新主人公メカの「フリーダムガンダム」は、核エンジンを搭載しているために補給も不要というスーパーロボット。おまけに大気圏内といえども、自由に空を飛ぶことが可能というイケイケぶり。

作中でも、単独で大気圏に突入したり、全身に装備されたビーム砲を乱射して敵を蹴散らしたりと、八面六臂の大活躍である。

また、フリーダムガンダムを操縦するキラ・ヤマト君も、もともとスーパーコーディネイターと呼ばれる超人。フリーダムガンダムを得た彼は、敵モビルスーツの頭や武器だけを攻撃して、戦闘不能にするという中2な戦法を行い始めるのだ。

作品の世界観が一気に変わった瞬間だ。



これまでなんとか戦争モノの体裁を保っていたガンダムSEEDたが、この「舞い降りる剣」以降、地球連邦軍とザフト軍の戦いは、お互いを滅ぼすための殲滅戦になってしまったり、悪のガンダム(レイダーガンダム、カラミティガンダム、フォビドゥンガンダム)が登場したりと、世界観が一気に単純になってしまう。

まあそのおかげで、「強い主人公ロボ」vs「悪の敵メカ」という、ガンプラプロモーションタイムの図式が明確になり、ガンプラの売り上げも事実伸びたというのだから、制作者サイドとしてはこれでいいのだろうな。

作品としては死んでるけど。

戦争だろうが何だろうが、スーパーマンとスーパーロボがあればオールオッケーというのは、思考停止が過ぎる。










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